「毎日、汗だくになって頑張っているのに、結果が出ない」「私のメンバーは自分が言った通りにできないし、努力が足りない」――。毎日会社で、こんな愚痴をこぼしていませんか?それはあなたのビジネススタイルや、部下の指導方法が間違っているからかもしれません。
裸足でどれだけ早く走れるか、そしてどこまで走り続けられるかを競い合う時代はもう終わりました。高度成長期のような右肩上がりの成長が見込めない今は、こんな“裸足の美学”の考え方にしがみついていたら、組織も個人もダメになる――。こう説くのが、この新コラムの著者、菅原泰男氏です。
菅原氏は、就職した富士ゼロックスでいきなり新人王をとり、以降11年連続でダントツの業績を上げ続けた前人未到の辣腕営業。9年前に起業し、現在は、大手優良企業500社以上に人を基軸にしたコンサルティングを手がけています。独自に開発した様々なビジネスの診断システムは総受診数55万人超とトップシェアを獲得。大手優良企業の経営者や人事責任者のコミュニティーも主催しています。
長年のビジネススタイルや部下の指導方法のクセは一朝一夕には変えられないもの。しかし、“ダントツ”になった者だけが勝ち上がれる今の時代には、一昔前の何も持たずに自力で戦う “裸足の美学”の限界を早く認識することが重要です。これからは武器を持ち、周りを巻き込んで総合力で戦う“シナリオの美学(武装の美学)”の時代なのです。
このコラムでは、菅原氏にダントツのパフォーマンスを出すための基本原則を、自身の経験を基に8回シリーズで語ってもらいます。