人生黄金律

第12弾) 旬と鮮度の法則

旬と鮮度の法則
「旬と鮮度の法則」とは、一年の中で巡ってくるネタや
チャンスをタイミング良く活かすことで、普段には得られない成果を生み出すことが可能になる法則です。

「旬と鮮度の法則」とは、一年の中で巡ってくるネタやチャンスをタイミング良く活かすことで、普段には得られない成果を生み出すことが可能になる法則です。

日本人が大切にしてきたはずの旬

日本は一年の中で四季があり、春夏秋冬の季節ごとに特徴がよく現れる。 北緯35度前後に位置していることで温暖な気候に恵まれながらも、夏・冬に吹き込む季節風から乾季・雨季が発生することなどにより、四季の移り変わりがはっきりとしている。
また、北海道から沖縄まで縦に長く、山と海が複雑に入り組む地形であり、 土地土地によって様々な顔を持ち合わせている。

そのため日本では、土地ごとにある限られたシーズンにだけに収穫できたり、もっとおいしく食べられる『旬』が存在している。
春はニラやたけのこ、夏はうなぎやスイカ、秋は秋刀魚やマツタケ、冬は春菊やみかんなど、日本には年間を通して様々な旬があり、一昔前まで日本人はこの旬と調和した生活を大切にしていた。

しかし、現在は「旬」の話をする人が少なくなったように感じる。
それどころか私の周りの人達の会話では、日常的に「今度できたイタリアンのあのお店、なかなかおいしいよね。」とか、「中華のあのお店のチャーハンはうまかった。」などと、季節や時期的な旬の話題より、店の名前や名物・定番メニューを聞くことの方が圧倒的に多い。
もちろんその話にも興味はあるし、メモしたり携帯電話に登録することはあるが、 「今すぐ行ってみよう」という気にまではなかなかならない。
それは、今すぐ行かなくても、いつでも食べられるお店や料理だと思っているからだと思う。
しかし、「あのお店でこの時期にしか食べられない××は絶品」と言われれば、旬のものだからすぐ行って食べてみようかなと思うし、もしかして他の時期も旬の食材を食べされてくれる店なのではと 想像までしてしまうぐらいだ。

現在は旬を認識しづらい環境になったことも影響し、残念ながら常日頃からそれを意識する人があまりいなくなったようだ。
原因を考えてみると、物流の発達から国内外問わずいろんな土地の食べ物を手にすることができるようになったり、また、養殖や保存技術などの食産業の発達から収穫時期を気にせず食すことが可能となったためではないか。
さらに地球温暖化の影響で四季が狂い始め、大都市部ではヒートアイランド現象が起きており、私たちの生活リズムに大きな影響を与えていると思う。

本来であれば年間を通して様々な旬が巡ってきているはずだが、このような環境変化において、日本人が旬を感じる力や楽しむ感性が弱くなっているのは事実だが、このままでは寂しい限りだ。

旬とはどういうものか

具体的に旬とはいったいどういうものか、参考までに以下の年間図に季節ごとの旬の食材の代表例を まとめてみた。

旬の食材の代表例

このように、一年を通していろんな旬の食材が巡ってくる。
その土地その時期ならではの旬の食べ物は、年間を通してもっともおいしいのだ。
魚であれば脂ものり身がしまっているし、果物・野菜は熟して甘く、瑞々しい。
どうせ日々食事をするならば、この旬のものを意識し、最高においしい時に食べる方がかしこいと思う。
「旬」そのもの自体の価値がわかっている人であれば、なにも高いお金を出さなくても、年間を通して質の高い食生活が楽しめるはずなのである。

食べ物については「最もおいしい時期」と言うが、花には「最も美しい時期」がある。
ふと弊社総合研究所のベランダを眺めると、シャクナゲの花が見事に咲き誇っていた。
まるでこの時期のために一年間ため続けたエネルギーを放出しているかのようだ。

シャクナゲの花 シャクナゲの花

ただ何もしないで眺めているだけでも、造花や年中咲いている花には感じられないすごいパワーや気をもらい、また、ストレスフルな都会の生活から 心が浄化され、穏やかで落ち着きさえも取り戻すことができる効果までもがあるのだ。

あまり意識されない「ビジネスの旬」

旬について辞書で調べてみた。

(T)魚介類や蔬菜(そさい)・果物などの、最も味のよい出盛りの時期。
  「―の魚」「たけのこの―」
(U)物事を行うのに最も適した時期。「紅葉狩りの―」

これまでは(T)の内容の話だったが、(U)の内容に関してはビジネスに当てはめて考えてみる。
一般的には全く意識されていないが我々はこのことを「ビジネスの旬」と呼んでいる。

「ビジネスの旬」には大きく分けて二種類の旬がある。
一年を通じて定期的に訪れるものと、突発的に発生するものである。

@毎年訪れる「ビジネスの旬」

会社レベルでは創立記念日や上場記念日、個人レベルでは誕生日や結婚記念日などがある。
例えば創立記念日はいわば会社の誕生日とも言える大事な日のはずだが、一般社員の人達はあまり意識しない人が多い。
実際この日は会社のオーナーにとっては特別な日であることは間違いない。

特に男性のオーナーは自分では子供を産めないが、会社は自分で産んでいるのだ。
出産の時は「産みの苦しみ」と言うが、誰もが大変な会社設立時期は、まさに「創業の苦しみ」なのだ。
母が子供を産んだ時のことを忘れないように、オーナーも会社を創った時のことを絶対に忘れないでいる。
このように相手の立場になって考えると「この日がいかに特別なものなのか」と感じることができるはずだ。
しかも、自社の社員も忘れているような創業記念日に、お祝いの言葉やプレゼントをすることができれば、普段と比べ何倍何十倍の効果を発揮するのだ。
ほとんどの人が試していないのでその効果を予測することは難しいと思うが、 一度やってみる価値は十分にある。
これらは予め日にちがわかっているので事前に準備・計画をしやすく、結果も出やすい。
しかし、二年目以降は同じことをしても価値が半減するので、それなりに工夫が必要になってくることは言うまでもない。

A突発的に訪れる「ビジネスの旬」

昇進・昇格、受賞・表彰、おめでたなど、突発的に喜ばしいことが起こることである。
これは毎年定期的に来るものではなく、単発的で瞬間的なのだ。
予想がつきにくいことも多いため、常に情報のアンテナを張る必要があり、人によってかなり気付きにバラツキがおきる。
ボーっとしている人は、何の変化も感じないし何も気付かないまま時が過ぎ去ってしまう。
だが、この貴重な情報を入手し、すぐにアクションを起こすことができれば、これもまた普段と比べ何倍何十倍の効果を発揮する。
さらに、ここから新たな記念日ができることもある。
例えば、子供が生まれたことは、子供の誕生日という「毎年訪れるビジネスの旬」となり 将来につながるのだ。

@毎年訪れる「ビジネスの旬」とA突発的に訪れる「ビジネスの旬」

「旬」に大切なのは「鮮度」

予測できる旬も突発的な旬も、「鮮度」が命である。 ここでいう鮮度とはまさにタイミングのことなのだ。

創業記念日や誕生日もお祝いするのに、一日遅れたり、日を間違えたりするだけで間抜けなことになる。
表彰やおめでたも半年後に聞いたリ知ったりしても、間が悪く何をしたとしてもセンスの悪いものになる。
旬をうまく活かすかどうかはこの鮮度=タイミングが重要になってくるのだ。

この「旬」×「鮮度」の法則を正しく理解し、ビジネスに応用すれば、他の人には見えない様々なチャンスが巡ってくる。
そして年間を通じて旬を感じる心や感性を養い、その時々によって工夫をし実践して行けば必ず結果はついてくる。
私が営業をしていた時代に、毎年ダントツの成績を出し続けていたのも、この法則を忠実に守って いたからかもしれない。
当たり前なこと、誰でもできることに見えるかもしれないが、実は意外に成功への最短距離なのだ。

企業の中で上に行けば行くほど食通の人が多くなり、間違いなく味覚にうるさい人ばかりだ。
その人達にとって「旬」×「鮮度」は切っても切り離せない重要なポイントであることを理解してほしい。
まずは今すぐ自分身の回りで「ビジネスの旬」を探してみてはどうか?

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