経営人事ビジネス会
“商い”に対する感度の高い人事役員および経営者・人事権を持つ営業役員による実業型交流会です。
経営者や営業系・人事系役員の方々にご参画いただくことにより、具体的な新規ビジネスを創出できるコミュニティを目指しています。
企業概要
「日本のコーヒーの父」と称される上島忠雄様による創業から80年以上にわたり、業界をリードしながらも常に新たな挑戦を続けるUCCグループ。
その沿革と事業展開について、創業社長からも薫陶を受けられた杉本副社長よりご説明いただきました。
ご登壇者プロフィール
取締役副社長 杉本 譲 様
企業研究プレゼンテーション
「カップから農園まで」を合言葉に、コーヒーを垂直事業展開する同社では、ジャマイカのブルーマウンテンエリアをはじめ、世界各地で一本の苗木を育てるところから、我々が飲むまでの全ての過程に事業として取り組んでおられます。
その一つ一つをみると、短期的に収益を上げるのは難しかったり、リスクが相当高いものも少なくないとのこと。
しかし、それを含め川上から川下まで他人任せにせず、一貫して自社でやることで得られるものの価値を大事にしていらっしゃることがよくわかりました。
杉本副社長が「『世界初』が大好きな会社」とおっしゃる通り、誰もが知る「世界初の缶コーヒー」をはじめ、現在でも様々な局面でパイオニアとして新しいことに挑戦し続けている事例をいくつもご紹介いただきました。
国内に留まらず、世界各国のコーヒー市場でトップランナーとなりながらも、守ることなく挑戦を続ける企業姿勢に、会員の皆様も感心していらっしゃいました。
“Good Coffee Smile”コーヒーの前でお客様が笑顔になるための挑戦であれば、例え失敗があっても挑戦したことを高く評価するという社内教育が、決して制度上の御題目ではなく、風土として確立されていることが、杉本副社長一流の浪花節スピーチから伝わってきました。
コーヒー市場で勝ってきたのではなく、コーヒー市場を創ってきた企業の重みと強さを感じる、素晴らしいプレゼンテーションでした。
プレゼンテーション終了後には、ミニチュア木樽に入った最高級ブルーマウンテンコーヒーをお土産としていただきました。ありがとうございます。
懇親会
「恵比寿餃子 大豊記」へと移動した懇親会では、会員の皆様が口々にご自身の珈琲の好みやこだわりを熱く語るシーンも。
UCC様が八十余年をかけて日本に根付かせたコーヒー文化の裾野の広さと奥深さを感じることができました。