ESP診断
ビジネス資質診断
ESP診断(ビジネス資質診断)とは
ESP (Evaluation of Star Performer) 診断は、市場価値基準からビジネス資質(ビジネスポテンシャル・ビジネスセンス)とストレス耐性を分析する診断メカニズムです。
インターネットを通じて短時間に分析・診断できるため、新卒・中途採用におけるターゲット人財の発掘や社内の人財ポートフォリオ、組織のマネジメントバランスの把握など、経営人事をサポートする様々な目的で活用いただいています。
ESP診断の特長
ビジネスにおける業績との極めて高い相関
ESP診断は、企業が真に必要とする実践的なビジネス資質に特化し、あらゆる業界・職種に通じる市場価値を基準にしているため、企業の競争力強化に直結するソリューションとなり得るものです。
頭の良さや性格と業績は相関しない
従来の適性検査結果(性格分類、適職判断、学力/基礎能力レベル等)と実際のビジネスにおける成果・業績とは相関しないことが多いのは、実感としてご存知の通りです。
コンピテンシー診断の限界
また、1990年代半ばに日本でもコンピテンシーが紹介されると、コンピテンシー分析やコンピテンシー診断が開発されるようになりました。
コンピテンシーは優秀社員の行動様式からパフォーマンス発揮のカギとなる行動様式を抽出したものであるため、実在する人材が基準となっている点ではより実践的であると言えます。
しかし、あくまでも基準は過去の延長線上にある今の社内に置かれているため、変化する市場の中で企業が生き残る絶対的な強さを満たすものかどうかはわかりません。
ESP診断は、真のビジネスリーダーの観点から、スターパフォーマーになれる可能性のある資質を持ったビジネスパーソンにフォーカスしています。 市場価値を基準にビジネス資質に特化した結果、実際の業績と診断結果の間に極めて高い相関があり、これまでの診断システムと比較してダントツに予測性が高いESP診断は、経営環境の変化、不確実性の時代に対応する未来指向の診断システムといえます。
導入目的
- ・戦略的スカウト型人財採用 A
- ・新入社員の早期戦力化の促進
- ・社員のビジネス資質・ストレス耐性の把握
- ・全社的構造改革/制度設計における組織現状把握 B
- ・組織パフォーマンス向上
- ・中期経営計画/事業戦略と人材戦略の整合化
- ・次世代幹部候補/リーダー選抜
- ・新規プロジェクトメンバーの選抜
- ・メンタルリスクマネジメントによる離職者の低減 E
A 戦略的スカウト型人財採用
スターパフォーマーの可能性のある原石をいかに発掘するか、そして発掘できたならば、他の企業に奪われないように間違いなく採用し、最適な配置・配属となるような活躍の場を与え、いかにいち早くビジネスリーダーに育てるか…このことに企業の命運がかかっているといっても過言ではありません。
ESP診断は、スターパフォーマー候補を早期発掘し、採用リソースを優先的に投下すべき人財のプライオリティ付けを明確にするため、採用人財の質の向上と同時に採用業務の効率化も実現します。
また、採用シーズン了後には、次年度採用戦略立案時の検討材料となるESP診断からみた採用振り返り(戦略的コンサルティングレポート)も可能です。
B 現状組織分析
プロモーションは、常に経営視点でソリューションを提供するビジネスコンサルティング会社です。
まずは正しく現状組織を分析・把握することにより、現在の組織の問題点を洗い出し、課題を明確にします。その上で、あるべき姿の共有と目指すグランドデザインを実現するための施策(現有人財・組織の内部強化策および人財を外から採用する外部補強策など)について提案いたします。
その後の人事課題に関するコンサルティングについても、弊社ビジネスパートナーと連携して数多くの実績があります。
C 適材適所
スターパフォーマーの最適な配置・配属は、新規事業や成長市場においてこれまで延長線とは異なる新しい可能性を企業にもたらします。
「スター」ビジネスにスターパフォーマーを配置することで、事業を確実に収益の柱に育て上げる可能性が高まります。また、関連マーケットにも展開する発想力と実行力を持ち、想定以上のビジネスインパクトをもたらすことも期待できます。
D マネジメントバランス
弊社では、「マネジメントバランス(上司と部下との相性)」が組織パフォーマンスに対して大きな影響を与える要因のひとつと考えています。
相性の悪い上司の下では、せっかくの部下の能力が最大限に発揮できずに、組織としての業績が伸び悩んでいるケースは少なくありません。
その場合、外から優秀な人財を採用しなくても、上司と部下との組み合わせをチューニングするだけで、組織の生産性が格段にアップすることは少なくありません。
コストをかけず短期間で大きな成果をもたらす組織パフォーマンス向上策として、注目されています。
知らないと損をするビジネスマトリックス - あなたの上司は何型?
E メンタルヘルスケア対策
ここ10数年のうちにうつ病患者数は約2倍増加しました。また、最近では“新型うつ”と呼ばれるこれまでとはタイプの違う症状や傾向が若い世代に増えてきています。
メンタルヘルスが社会問題であることは言うまでもなく、企業経営に大きな影響が出ることも少なくありません。
ESP診断は、ストレスに関する個人特性を元に、離職行動に影響を及ぼすとされる「ストレス耐性」の測定がミックスされています。
メンタルヘルス問題の未然防止として、新卒・中途採用時の選考基準としてご活用ください。
診断概要
診断方法 | Web形式 |
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所要時間 | 10〜15分 |
診断結果 | リアルタイム出力(採用でご利用の場合) |
出力帳票 | 受診者全体帳票、個別帳票 |
多言語対応 | 英語版、韓国語版 |
外部連携 | 採用管理システム(アクセスオンライン、i-web等) |
主な機能
採用選考 | 社内分析 | ||
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対象 | 新卒採用候補者 中途採用候補者 |
社員 | |
出力 | リアルタイム | オンデマンド/レポート納品 | |
帳票 | 全体 | ・ビジネスポテンシャル・センスマトリックス 海(市場価値基準) プール(社内価値基準) ・タイプ別出現率チャート ・ビジネスポテンシャル・センス平均チャート ・偏差値ランキング ・カテゴリー別偏差値ランキング ・ビジネス資質×ストレス耐性マトリックス |
・コンサルティングレポート ・ビジネスポテンシャル・センスマトリックス 海(市場価値基準) プール(社内価値基準) ・タイプ別出現率チャート ・ビジネスポテンシャル・センス平均チャート ・偏差値ランキング ・カテゴリー別偏差値ランキング ・ストレス耐性出現率チャート ・ビジネス資質×ストレス耐性マトリックス |
個別 | ・個人レポート ・ビジネスコンディションフィードバックレポート ・マネジメントフィードバックレポート ・面接官用ストレス耐性チェックレポート |
・個人レポート ・ビジネスコンディションフィードバックレポート ・マネジメントフィードバックレポート ・ストレス耐性詳細レポート |
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主な 機能 |
・受診者検索 <検索条件> 受診者属性 (氏名/メールアドレス/応募者ID) 診断結果(タイプ/偏差値) 期間(受診期間) ・ゴールデンサーチ (人財プライオリティ視覚化)* ・アンケート分析 (オリジナル設問項目設定/分析)* ・シンボリックリーダー/面接官マッチング* ・企業ロゴ/メッセージ登録* ・フィードバックメッセージリアルタイム表示* ・外部採用システム連携* アクセスオンライン/i-web/SONAR/ e-fit/D-RMS等 ・コンサルティングレポート(採用振り返り)* *:新卒向けオプション機能 |
・弊社によるコンサルティング(レポート納品) 受診者全体傾向 組織別傾向 階層別傾向 各種セグメント別傾向 (職種/エリア/在籍期間/年齢/雇用形態・・・) 組織別マネジメントバランス分析 問題点/課題抽出 課題に対する打ち手のご提案 ・マネジメントレビュー コンサルティング内容についてはご相談ください |
活用事例
プロジェクト | プロジェクト オーナー |
クライアント プロフィール |
内容 |
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大型M&A直後の 人事デューデリジェンスおよび組織体質変革支援 |
代表取締役社長 | 東証一部上場 流通系企業 |
売上数千億円規模の老舗流通企業に対する買収発表後、すぐにESP診断を全社員に対して実施し、以下の施策を実行。 ①人材ポートフォリオの把握 ②リストラプログラム対象者の把握 ③ニューリーダー候補者の固有名詞把握 ④ビジネス資質基づく組織最適化 ⑤採用スタイル(基準、プロセス)の全面改革 |
業績不振海外拠点の建て直し支援 | 代表取締役副社長(営業管掌) | 東証一部上場 商社系企業 |
海外進出1号である香港拠点の業績不振を受け、全社員に対してESP診断を実施。 香港の拠点マネジメント3名を、ビジネス資質の高い人材にリプレースメントすることで、4ヵ月後には単月黒字化、1年後に累積赤字を一掃。(「四季報」に取り上げられる) 現在では、海外拠点を5店舗に拡大展開。 |
老舗企業V字回復支援 | 専務取締役 | 東証一部上場 消費財企業 |
創業以来初めての赤字に陥ったことから、全社員に対してESP診断およびBSA診断を実施し、以下の施策を実行。 ①ビジネス資質に基づく組織最適化 ②営業力強化(マネジメントサイクルの徹底、コーチング、マニュアル作成など) ③採用スタイル(基準、プロセス)の全面改革 |
マネジメント最適化による組織パフォーマンス向上 | 代表取締役社長 | JASDAQ上場 通信系企業 |
支社・支店により業績のばらつきが大きいことから、全支社/全店に対してESP診断を実施。 マネジメントバランスの最適化を図った結果、組織パフォーマンスが大幅に向上、特に、生産性の最も低い支店の支店長に、ビジネス資質の高い若手を抜擢した結果、支店の一人当り生産性が1.5倍に飛躍。 |
株主チェンジに伴う戦略的リストラプログラム導入 | 代表取締役社長 | 創業90年以上 メディア企業 |
全社員に対するESP診断(人材デューデリジェンス)の結果に基づいて、戦略的なリタイアシナリオ(リタイア詳細プログラム・マニュアル・組合対策、他社員へのケアなどの施策)を導入し、筋肉質な組織へ再編成。 |